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本村秀昭

「お墓ディレクター1級資格」を持つ、頼れるお墓のプロ

本村秀昭(もとむらひであき) / 霊園業

公益社団法人 西部霊苑

コラム

第94回「お盆の由来」

2022年6月24日

テーマ:お盆の由来

コラムカテゴリ:冠婚葬祭


こんにちは、西部霊苑です。
お墓参りや季節のことなど、何かのお役にたてる情報を発信していければと思います。
6月も終わりが近づき、暦は夏が見えてまいりました。7、8月といえばお盆の時期ですね。
今回は「お盆の由来」などお盆についてのお話をしていきたいと思います。

【お盆の由来】

まずは仏教の面から見たお盆の由来としてですが、盂蘭盆経(うらぼんきょう)という言葉があります。
これはサンスクリット語のウラバンナ(逆さ吊り)、の音が元となっているとされ、逆さまに釣り下げられるような苦しみにあっている人を救う法要という意味があるとされています。
またペルシャ語で霊魂の意味があるウラヴァンが元という説もあるようです。
盂蘭盆経(うらぼんきょう)とは釈迦の弟子の目連が、亡くなって地獄(餓鬼道)におちた母を救済するために釈迦に尋ねたところ、安居の最後の日にすべての比丘に食べ物を施せば、母親にもその施しが届くと教えられたことに由来しているとされています。
安居の最後の日とは僧侶が4月15日から7月15日までの90日に行う夏籠もりの修行、夏安居(げあんご)の最後の日、つまり7月15日がお盆とされます。
こうした仏教の教えと、日本古来からある祖霊信仰が合わさってうまれたのが現在のお盆の風習とされるようです。

【旧盆、新歴盆、月遅れ盆】

一般的にお盆休みは8月13日から8月15日ごろとなっていますが、この期間にお墓参りなどお盆の行事を行わない地域もあります。
これは明治5年に行われた改暦で12月3日を明治6年1月1日とするとしたものが影響しています。
これより、これまでの旧暦7月15日をそのまま現在の新暦7月15日に合わせてお盆が行われるようになるわけですが、実際のところ農業を行う人々にとって1か月近くずれた7月15日はまだまだ農作業が忙しく、8月15日をお盆とすることが多かったため、現在のような8月15日がお盆という習慣となりました。
しかし、東京など関東地方では他の地方より農業の影響が少なかったため、7月15日にお盆法要を行うところも多くありました。
このことから7月15日の「新暦盆」、8月15日の「月遅れ盆」が行われるようになりました。
新暦盆の期間、7月にお盆を行う地域では7月にはお盆の行事のみを行い、8月のお盆休みといった現在のカレンダ―上の連休はお盆の行事は行わない普通の連休として行われているようです。
また沖縄などの一部についてはこうした明治政府の改暦の影響が及びずらかったため、旧暦の暦に合わせた「旧暦盆」の風習が生まれました。
旧暦盆は8月中旬から9月初旬に行われます。2022年のお盆は8月10日から8月12日ですが、2025年では大きく時期がずれ9月4日から9月6日がお盆になります。

【迎え盆と送り盆】

現在のお盆の風習は、あの世から戻って来られるご先祖様の霊を家に招き入れ、霊を供養する儀式とされています。
お盆は8月15日の少し前の盆入り、8月13日に、ご先祖様の霊を迎えるための盆提灯に火を灯したり、盆棚(精霊棚)を設置し、盆明けである8月16日には盆提灯などをおろします。
またお盆は地域によって様々特徴的な風習があり、東日本ではなすやきゅうりなど野菜で作った牛、馬の精霊馬を飾ります。
広島では赤・青・黄などの色紙で作られた鮮やかな盆灯籠が多く見られます。
長崎のお盆ではお墓での花火の風習や街中を爆竹の音とともに練り歩く精霊船が行われます。
また送り火としての灯籠流しは全国で行われ、美しい灯籠流しの景色で有名な地域もあります。

次回も引き続きお盆に関連したお話をさせていただこうと思います。
では次回もよろしくお願いいたします。

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