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コラム
「喪中・忌中で注意したいこと」
2022年3月1日
こんにちは、西部霊苑です。
お墓参りや季節のことなど、何かのお役にたてる情報を発信していければと思います。
今回は「喪中・忌中で注意したいこと」についてお話していきたいと思います。
【喪中・忌中とは】
まずは喪中と忌中について改めて簡単にまとめてみましょう。
喪中とは家族など親族が亡くなった際に、慶事や祭典などのお祝い事などをさけ、故人の冥福を祈るため慎んで過ごす期間のことを言います。
かつては狩猟などの殺生や飲酒、食肉も控えていたようです。
別の言い方として喪に服する期間として服喪期間とも言われます。
忌中は喪中と同じような考え方ですが、亡くなった故人が冥土の世界を旅する期間、より残された親族が死に近く、気が穢れているとされ、さらに強くはなやかな行事を避けるべき期間とされます。
喪中の期間を服喪とも言うように忌中の期間は服忌とも言います。
【喪中・忌中の範囲】
喪中・忌中を行う近親者の範囲としては、故人から二親等(配偶者、兄弟姉妹、親、配偶者の親(義父、義母)、子、子の配偶者が一般的ですが、同居している親族の場合や三親等の方も喪中・忌中として慎んだ生活をされる場合もあります。
【喪中・忌中の期間】
喪中・忌中のそれぞれの期間は、
忌中…亡くなられてから四十九日法要の忌明けまで
喪中…亡くなられてから1年間まで とされます。
また喪中については亡くなられた方からの続柄によって期間は異なり、亡くなられた方が
配偶者、親、配偶者の親の場合…1年(12~13ヶ月)
子の場合…1年(3~12ヶ月)
祖父母の場合…3~6ヶ月
兄弟姉妹の場合…1~6ヶ月 とすることが多いようです。
【忌引き】
忌引きとは急に近親者が亡くなった場合に葬儀などに参列するため、喪に服すために職場、学校にとる休暇、欠席です。
職場の忌引きの制度などによって異なる場合はありますが一般的に、
配偶者の場合…10日間
親の場合…7日間
子の場合…5日間
祖父母、配偶者の親、兄弟姉妹の場合…3日間
配偶者の祖父母、配偶者の兄弟姉妹、孫の場合…1日間 とされていることが多いようです。
【喪中・忌中に慎むこと】
喪中・忌中期間中には慶事や祭典などのお祝い事を避けるようにします。
具体的には、
・年賀状や年始挨拶、お正月祝い、初詣
・結婚式の参加や入籍
・お祝いの席や宴席への参加
・旅行などの娯楽 などです。
また忌中期間中はこれに加え、神社への参拝も避けるようにします。神様を祭る神社では死を穢れと
するため、鳥居をくぐることは穢れを持ち込むこととされます。
誤って忌中期間中にお祓いや祈祷などで神社に参拝してしまった場合、宮司さんにその事を伝え、お祓いをしてもらうようにしましょう。
寺院については特に問題はありません。
キリスト教についてはこのように特に慎むべき喪中・忌中の事柄の考え方はないようです。
【その他の注意点】
上でもお話したように喪中の期間中は正月の祝い事は避けるようにするため、年明けの挨拶などを控えさせてもらうことを伝える必要があります。
一般的に少し早くから準備がされる年賀状での挨拶を控えさせてもらう、控えてもらうために12月の中旬までには喪中はがきを送るようにします。
いかがでしたか。
また次回コラムもよろしくお願いいたします。
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