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角田忠雄

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角田忠雄(つのだただお)

角田忠雄ギター教室

コラム

舞台劇「ネックレス」の音楽を担当しました。

2016年11月10日 公開 / 2021年2月16日更新

コラムカテゴリ:趣味

さる10月29日と30日に、まつもと市民芸術館小ホールに於いて、ギィ・ド・モーパッサン原作の
舞台劇「ネックレス」が上演されました。

「ネックレス」フライヤー
長野県「語り・おはなし・朗読」の会連盟の主催、鈴木鎮一記念館コンサートの共催で
松本市芸術文化祭に参加した公演です。
松本市在住の演出家美咲蘭さんが、企画、脚本、演出を担当、私は劇音楽を作曲し、
ヴァイオリニストの酒井和彦さん、ピアニストの木内栄さんと共に演奏しました。

「ネックレス」上演に先立って、美咲蘭さんが、小泉八雲原作の「琵琶法師芳一の話」を
私のギター伴奏で語りました。
巧みな語りにひきこまれて、会場は水を打ったように静まり返り、平家の亡霊が芳一を迎えに来る
場面では、霊がステージの近くを漂っているかのような感覚を覚えました。

「琵琶法師芳一の話」リハーサル
美咲蘭さんが作詞し私が作曲した安徳天皇入水の悲歌を、ソプラノの樋口千奈美さんが
悲しく美しく歌唱しました。

安徳天皇入水の場面

「ネックレス」は、パリの街にすむヒロイン マスィルダの欲望とその成就、挫折をアイロニカルに
描いた作品で、音楽は「マスィルダのテーマ」なるものを作曲し、場面場面でヒロインの
心理状態の変化にあわせてアレンジを変えて演奏しました。
劇の冒頭ではワルツの軽快なテンポで、マスィルダが零落してゆく場面では、ジンタのテンポに
落として、哀感ややさぐれた感じのするフェイクを盛り込んで演奏しました。

「ネックレス」カーテンコール

終了後ロビーに出てお客様をお見送りしたのですが、どの方にも大変喜んで頂けた様子でした。
この公演で使用したギターはは1988年ホセ・ルイス・ロマニリョス“OTONO”でした。

ホセ・ルイス・ロマニリョス





生の演奏をリーズナブルな料金でお届けしています。
ギター独奏、ヴォーカル・二胡・ピアノ・ベース等とのデュエット、
さらにサックス・ドラムス等を加えたトリオ、カルテット等様々な
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お問い合わせ、ご依頼は 角田音楽事務所 TEL 026-244-1518
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