軽井沢町の愛犬・愛猫家必見!外壁塗装の臭いがペットに与える影響と安全対策
外壁にふと触れると指先に白い粉が付き、コーキングには細い亀裂。
「そろそろ塗り替え時かな」と思い立っても、どの季節を選んでいいか分からない。
冬がベストだと書いているサイトもあれば、春がベストだと書いているサイトもある。
でも、長野市の春はまだ寒い日もあるし...
夏は急な雨やムシムシした湿気..
秋は台風が心配..
冬は当然、寒すぎる…
で、塗料のことを調べてみると「気温5℃を下回ると塗料が硬化しません」と書いてあり、結局ベストシーズンが分からず先延ばしに。
【実際にどの季節がいいの?】と悩まれるかもしれません。
この記事では、長野市で塗装の失敗がなくなるように季節の選び方を、気温・湿度・降水など具体事例を交えながら解説します。
気温5℃が塗装可能な“一線”になる理由・塗料の硬化にも適切な温度がある
塗装における「乾く」という工程は、単なる水分や溶剤の蒸発だけでなく、樹脂が“硬化”することを意味します。
多くの塗料メーカーは塗装できる最低温度を「5℃以上」と定めており、それを下回ると塗膜が未硬化・不完全になるリスクが一気に高まります。
“乾いて見える”のに固まっていないことがある
外気温が5℃未満のときでも、風が当たって塗料の表面が乾いてくると、見た目には「乾いている」と錯覚することも。
しかしこの段階では、塗料の内部はまだ柔らかく、水分や溶剤が抜けきらない状態である可能性があります。
このまま次の工程を進めたり、雨や霜が降ると、表面が白化したり塗膜が膨れなどの、施工不良につながります。
塗膜性能が落ちて長持ちしない可能性も
塗装の硬化が不完全だと、密着性が弱く、耐候性・防水性・耐久性といった塗膜の性能が大きく低下します。
つまり仕上がった時にきれいに見えても、数カ月~3年たった時に早期劣化や剥がれとして現れる可能性があります。
たとえ補修しても、再足場・再塗装となれば費用が倍増してしまうため、最初から「気温が適正な時期に塗る」という判断が、結果的に最もコストパフォーマンスが高いと言えます。
塗膜性能が落ちて長持ちしない可能性も
気温が5℃を上回っていても、注意すべきは「塗装面の実温」と「夜間の冷え込み」です。
特に金属や屋根材などは外気温より冷たくなりやすく、実際の表面温度が5℃未満であれば硬化不良が起きるリスクが残ります。
また、日中に塗っても、夜間に霜や結露が出れば未硬化のままの塗膜がダメージを受けるため、“最低気温の確認”も現場判断では非常に重要です。
塗装に向く季節はズバリ「初夏」と「初秋」
| 季節 | なぜ良い? |
|5月下旬〜6月|昼は15〜20℃くらいで暖かく、空気もわりとカラッとしている。塗料がムラなく乾きやすい。
|9月中旬〜10月|真夏ほど暑くなく、夜も5℃以上。日差しが弱まり塗料の色がきれいに仕上がる。
■どうしてこの時期がいいのか?
気温が5℃以上10℃以上あることで塗料がしっかりと固まる(5℃を下まわると乾きが悪くなる)。
■湿度が高すぎない(目安75%以下)
空気がベタベタしていると、塗料が乾かずベタつきやすい。
■雨や雪が少なめ
工事ストップの日が少なくてスムーズ。
湿度 75 %以下が目安な理由
気温 15 ℃・湿度 75 %の空気が含む水分は少なくありません。
塗装膜表面の水分が飽和になりにくいラインがこの数値で、湿度 85 %を超えると皮膜から水分が逃げにくく表面硬化が遅くなります。
爪を立てると跡が残る“半乾き”状態のままが続き、空気中のホコリなどを巻き込みます。
美観と耐久を同時に損ねます。
春終盤~初夏と初秋がベストと言われる4つの根拠
| 条件 | 5月下旬〜6月 | 9月中旬〜10月 | 冬季1月〜2月 |
| 平均気温 | 12〜20 ℃ | 12〜22 ℃ | −5〜3 ℃ |
| 平均湿度 | 60〜70 % | 60〜75 % | 65〜80 % |
| 降水日数 | 8〜12 日/月 | 9〜11 日/月 | 16〜20 日/月 |
| 夜間結露 | 少 | やや少 | 極多 |
| 工事適応日数 | 約18〜20 日/月 | 約16〜18 日/月 | ほぼゼロ |
気温:日中 10 ℃以上で硬化速度が安定。
湿度:75 %未満が理想、80 %超は不可。
降水:月間降水 10 日前後なら工程調整が容易。
春終盤と初秋はすべての条件が及第点をクリアし施工日が確保しやすいです。
春の終わり~初夏(5月下旬~6月)のメリットと注意点
5月になると寒冷地でも最低気温が上がり、昼間は 20 ℃前後で安定します。
この温度帯は最も塗りやすく乾燥もスムーズです。
さらに梅雨入り前の空気は乾燥していて湿度 60 %台、作業性も塗料にも適した季節と言えます。
初秋(9月中旬~10月)のメリットと注意点
夏の猛暑が落ち着き最低気温が 10 ℃台に戻る9月中旬からは、台風さえ避ければ1年のうちで最も空気が澄み、紫外線強度も7月ピークの 70 %程度に減衰します。
暑さによる作業のストレスも少なく、職人の疲労による仕上がりムラが減ります。
一方、10 月後半は朝霧が発生しやすく、午後3時や4時までに塗り工程を完了するような対策をすることも。
地域別・塗装の適応時期
| 地域 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 |
| 長野南信 | 〇 | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | △ |
| 長野北信 | △ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | △ |
◎:推奨 ○:条件付き可 △:要注意 ×:不可
見積もり依頼は「季節絞り込み」から始めると失敗しない
1.施工希望月を業者に先出しする、経験値に基づく作業計画が返ってくる
2.天候リスクをどう吸収するかと工程を質問
3.気温・湿度基準値を契約書に明記し、基準外作業は延期を徹底
この3点を契約前に取り決めておけば、気象急変による“やむを得ない追加費”を最小化できます。
ベストシーズンを選べば「耐久」と「コスト」を同時に
日中 10 ℃以上/湿度 75 %以下/降水リスク適度の3条件を同時に満たすのは、寒冷地では5月下旬~6月・9月中旬~10月
台風・夜露対策としてインターバルと作業終了時刻を明文化
結論として、「気温5℃と湿度75 %」を軸に地域ごとの気候データを重ね、春終盤か初秋を狙うのが最も合理的。まずは地元に強い塗装業者へ、希望月と家の立地条件(標高・方位・周囲遮蔽物)を伝えて現地調査を依頼するところから始めましょう。
その一歩が、10年先にも誇れる外観と家計にやさしいメンテナンス計画のスタートラインになります。



