クライスラー300C 本革シートのひび割れ補修
インプレッサ、レカロシート縫製補修の縫製順はどっち?
千曲市在住のお客様よりインプレッサの本革シート補修依頼いただきました。
当日現れたインプレッサは派手さはないものの、ちょっとレーサーの雰囲気が漂う車両です。シートはレカロの本革シートで、後付けではない限定車両のようです。
依頼箇所は背もたれサポート部で縫製した糸がほつれ口が開いてます。そのほか背もたれ、座面ともサポート部の擦れがちょっと痛々しく見えます。
製造縫製は黒糸、赤糸の順以外にありえない!
サポート部のシートは2枚の生地を黒糸で縫い合わせ、それぞれの縫い代を折り返して赤糸で縫製することで一枚のシートとして完成されたものです。そのシートをウレタンスポンジに覆いかぶせ取付けることで、自動車用シートとして完成されています。これ以外の縫製方法はありえません。
補修縫製は黒糸先行したら、赤糸縫えない!
すでにウレタンに張られたシートの補修は黒糸先行で縫い合せたら、どうやって赤糸を縫製するの?赤糸、黒糸の順で縫製しない限り完成しません。
その前に縫い代部分の革が欠損しています。この欠損部分を最初に補修しないと、縫い合せることができません。ちょうどこの部分の赤糸もほつれていますので、縫い代の裏側から補強の革を入れ充填剤で接着しました。ただし革の厚み分、高さがマイナスしていますので充填剤で高さをそろえる必要があります。

縫代欠損部の補修、縫代赤糸縫製、生地を縫い合せている黒糸縫製完了。擦れの部分は目立たないレベルで下地処理完成です。
調色・塗装を実施し、インプレッサシート補修完成です。






リペア完了で車を引き取りに来られたお客様は、見た瞬間 「OK! OK!」 とたいへん喜んでいただきました。
お客様はラリードライバー、インプレッサはラリーカー!
お客様が事務所に貼られてバイクのカレンダーを見て、「そうか、バイクか!」とちょっと残念そうです。
話をきくとラリーをされているとのことで、千曲市の上山田温泉に山際を上って行く急坂があります。この急坂を利用したヒルクライムラリーが開催されていますが、ここにも参加さているとのことで、これらのラリーのポスターをいただきました。
実は上山田温泉の急坂はいきなり勾配18%、公道としては通常ありえない角度です。この上りが好きでぼくもバイクですがよく走るルートです。
殺風景な事務所にこのポスターをはりだしました。「おっつ! ちょっとカッコいいじゃん!」
次回ラリーは応援に行くぞ!
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