レザーシートに発生したクラックや表皮欠損補修のご紹介!
お世話になっている自動車販売店より、ダイハツタント合皮シートのリペア依頼いただき、写真が送られてきました。背もたれ、座面とも破れが微妙にステッチ掛っているようなので、写真をアップにして見ると!
縫製自体には問題なさそうですが、ステッチ部分をどう処理するかが問題になりそうです。
施工日まず、現物の縫製部分確認しました。やはりステッチはしっかりしているものの、表皮はステッチ部分も破れています。ステッチの痕は残しながらも表皮の破れは補修する必要性があります。
革や合皮には柔軟性を失わない加熱式充填剤を使用しますが、今回は充填剤の加熱を未完成状態で一旦作業を止め、ステッチの模様を付けてから再度熱を加え充填を完成させる方法をとりました。リペア箇所だけあるべきステッチの跡がなく「のっぺらぼう」ではいかにも補修しましたよということになってしまいます。
「おー! いい! いい!」 OKいただきました。