AIが普及しても、全然楽にならない話
〜いつまでも苦手から抜け出せない人の、ある共通点〜
「パソコン操作って、覚えることが多くて大変ですよね…」
教室でよくこんな声を聞きます。
でも実は、パソコンが得意な人って、そんなに「覚えて」ないんです。
じゃあ、どうやって使っているのか。
答えは
「推測」です。
使える人と使えない人、何が違うの?
パソコンが得意な人に初めて使うアプリを触らせると、説明書なしでもある程度の操作ができます。
「このメニュー、なんか設定系がまとまってそうだな」
「ここを押したらファイルが開きそう」
「右クリックしたら何かオプション出てくるんじゃないかな」
こんな感じで、各操作画面の役割や機能のまとまりを読みながら、次の操作を予測して動いています。
一方、パソコンが苦手な方によくある操作スタイルはこうです。
「ここを押して、次にここを押して、それからここ…」
手順を暗記しようとしているんです。
手順暗記が"苦手"を生み続ける理由
手順暗記の最大の弱点は、少しでも状況が変わると詰まってしまうこと。
たとえば、いつも使っているWordのバージョンが変わってメニューの場所が変わっただけで、操作できなくなってしまう。
これ、暗記しているから起きることなんです。
「あれ、ここにあったはずなのに…」と固まってしまう。
でも推測する人は、「あ、変わったんだ。じゃあどこかに移動したんだろう」と探し始める。この差は本当に大きいです。
「推測」って、センスじゃないの?
「でも、推測できるかどうかって、センスじゃないですか?」
という声も聞きます。
私はそう思っていません。
推測ってつまり、「このボタンはたぶんこういう役割だろう」と仮説を立てて、触って確かめるという行為です。
これはセンスではなく、習慣です。
最初から完璧に正解する必要はないんです。
「たぶんこっちかな」と試して、違ったら戻ればいい。
パソコン操作のほとんどは、やり直しができます。
教室で私が必ず伝えること
「ここを押してください」と手順を教えるだけの授業って、実は生徒さんの自立を妨げると思っています。
だから私の教室では、操作を教えるときにこんなふうに聞いてみます。
「このメニューの中だったら、どれでできそうだと思います?」
正解は教えません。まず自分で考えてもらいます。
選択肢をある程度絞った状態で「推測」させることで、
「あ、こうやって考えればいいんだ」という感覚が少しずつ身についていく。
この積み重ねが大事だと思っています。
操作を教えるより、推測する習慣を渡す。
それが私のスタイルです。
パソコンが得意な人は、特別な知識があるわけじゃないことが多いです。
ただ、「なんとなく、こっちかな?」と試す習慣がついているだけ。
まずは、正解を探す前に「推測して触ってみる」を一回やってみてください。
意外と、それだけでパソコンとの関係が変わってきますよ。
宮崎市のパソコン教室 ideal(イディアル)では、
操作の「考え方」からお伝えしています。体験レッスンも受付中です。



