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白石智之プロはテレビ宮崎が厳正なる審査をした登録専門家です

AIが普及しても、全然楽にならない話

白石智之

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補助金を申請しようと思って、書類を作るために参考書類を商工会に請求したんです。

その参考書類の、事業計画が美容室を例にしたものだったんですが……これが、すごかった。

「プロのコンサルタントが書いた?」と思うレベル。
AIを駆使して作ったんだろうか。

でも「参考にしてください」って出されたら、このレベルで作らないといけないのか……って、なりますよね。

それから私は割と途方に暮れ思考停止。
そっとファイルを閉じ、盛大に現実逃避。

楽になると思っていた時期が、私にもありました。


AIが世の中に広まってきたとき、「これで作業が楽になる!」と期待した人は多かったと思います。もちろん私もそのひとり。

実際、AIはすごい。文章を書くのも、情報を整理するのも、たたき台を作るのも、以前に比べたら格段に速くなりました。そういう恩恵はずっと感じてきました。

でも今回、ちょっと違う側面を肌で感じたんです。

「AIが普及することで、求められる水準そのものが上がっていく」という現実をリアルに実感した気がして。

たとえば今回のような補助金申請書類のクオリティー。
数年前に採択された時の補助金の参考例はもっとシンプルだった。
「がんばれば個人でも書けるよね」という水準だった。

でも今は参考例そのものが高度になってしまって、それが「普通のレベル」になっている。

道具が良くなったのに、ゴールが遠くなった。
なんかずるくないですか。

でも、これって今にはじまったことじゃない。



よく考えたら、これって別に新しい話じゃないんですよね。

ワープロが普及したら「きれいな文書が当たり前」になって、手書き時代より求められる水準が上がった。

車が普及したら「遠くまで行けて当たり前」になって、移動の前提そのものが変わった。

インターネットが広まったら「すぐ調べられて当たり前」になって、「知らなかった」が言い訳にならなくなった。

技術が進化するたびに、世の中は便利になってきた。
でも同時に、「それを使えること」が当たり前の前提になっていった。
その繰り返しなんですよね。





AIもきっと、同じ流れの中にある。
それ自体は、ごく自然なことなんだと思います。

「これまでと同じやり方」だと、大変なことになる。



ただ、ひとつ気をつけたいことがあって。

過去の技術革新と比べても、AIの普及と進化スピードはとにかく速い。
ワープロや車は、社会に浸透するまでに何十年もかかっています。
でもAIは、ここ数年で別次元の話になってきた。

つまり、「なんとなく様子を見てから対応しよう」という猶予が、あまりない。

昔ながらのやり方にこだわって、「AIなんて自分には関係ない」なんて距離を置いていると、気づいたときには周りとの差がずいぶん開いていた……ということになりかねません。

「AI使えばすぐできるよね?」という前提で話が進む場面は、これからどんどん増えていくと思います。
そのとき、「私はAI使わない派なので……」は、なかなか通りにくい時代になってくる。

じゃあ、どうすればいいの?


難しく考えなくていいと思っていて。

AIを完璧に使いこなす必要はないし、全部の機能を覚える必要もない。
ただ、「どんなことができるのか」を知っておくこと、そして「試してみる」という習慣を持つことが、まず大事なんじゃないかと思っています。

道具は、使い続けるうちに上手くなっていくものです。

肝心なのは、道具に使われるんじゃなくて、道具を使う側でいること。そのためにも、まず触れてみることが、一番の近道だと思っています。



補助金の書類と格闘しながら……いや、格闘する前に逃げながら、そんなことをしみじみ考えた出来事でした。

ちなみにこの記事、その現実逃避中に書きました。

さて。逃げ続けるわけにもいかないので、そろそろ書類の続きをやります。

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白石智之
専門家

白石智之(パソコン講師)

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IT業界の現場で培った実務経験をもとに、初心者からプロ志向の人まで対応。「仕事として使える力」を重視し、人生の選択肢につながる学びを提供。課題解決力を育てる子ども向けプログラミング教室も開講。

白石智之プロはテレビ宮崎が厳正なる審査をした登録専門家です

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