Mybestpro Members

白石智之プロはテレビ宮崎が厳正なる審査をした登録専門家です

ツールに使われる人、ツールを使いこなす人

白石智之

白石智之



やってしまった。。。

AIとアプリを連携させる方法を知った。
色々自動化できるらしい。感動した。「これは革命だ」と思った。

で、気づいたら数日経っていた。
手動でやれば数分で終わってた作業のために、だ。

知って、学んで、沼にはまった


最近のAIは本当にすごい。
YoutubeでどこかのIT企業のお兄ちゃんが、AIと各種アプリを連携させ、あれこれ自動化させているのを見た。

私も「これは使わない手はない」と情報収集を始めた。

ところが。

新しい手法を覚えたら、もっと新しい手法が出てくる。
色々できるようにしようとすると、守備範囲外のプログラミング言語の知識が必要だった。

調べながらなんとか動く程度には完成した。
「あれもできるよね」「これも出来そうだ」
欲が出てくる。

気がつけば「AIを使いこなすこと」自体が目的になっていて、膨大な時間が溶けていた。

これって、完全にツールに使われている人じゃないか。
しかも当の本人、めちゃくちゃ楽しんでいた。

ギターと同じか、違うか


私は趣味でギターを弾く。
ヘビメタ界のレジェンド、イングヴェイ・マルムスティーンを崇拝している。



レジェンドの速さには到底及ばないが、
あの神がかった超絶フレーズを、少しずつ、少しずつ弾けるようになっていく達成感がたまらない。

聴かせる相手はいない。発表の場も求めていない。完全なる自己満の世界だ。
でも、それでいいんです。目的が「自分が気持ちよくなること」なんだから。

で、ふと思ったんです。
AIの使い方を模索している時間、あれもギターと同じじゃないか?

自己満として楽しむなら、全然いい。
「手動の方が早かった」でも別にいい。趣味なんだから。
でも仕事や、何か結果を出したい場面で同じことをやっていたら?
それは話が違う。

目的と手段がひっくり返る瞬間


ツールはあくまで手段です。
わかってる。頭ではわかってる。

でも「使いこなしたい」という気持ちが強くなると、いつの間にかツールを使いこなすことがゴールにすり替わる。
気づけば、元々やりたかったことを忘れて、新しい手法や必要以上の自動化フローを追いかけている。

ツールに使われるとは、こういうことだと思うんですよね。

悪意もなく、気持ちよく、沼にはまっていく。

違いはたった一つ


ツールを使いこなしている人は「これで何をしたいか」が先にあると思う。
ツールに時間を吸い取られている人は「これで何ができるか」を探し続けているんだと思う。

片方は目的地があって、ツールはその乗り物。
もう片方は乗り物に乗ること自体が楽しくなって、どこへ向かうかを忘れている。

どちらがいいかは、場合による。

イングヴェイのソロを完コピしたい自己満ギタリストとしては、沼にはまることも悪くない。
でも結果を求めるなら、目的地を見失わないことが大切なんだと思います。



というわけで私の反省


AI活用の探求はこれからも続ける。
だって楽しいんですもん。
学び得た知識は今後必ず役に立つだろうし。

ただ、仕事の場面ではゴールを意識しなければと再認識した。
当たり前のことなんだけど、楽しいツールを前にするとこれが案外難しいんですよね。

ツールは賢くなるほど、使う人間の「目的」が試される気がしています。

あなたは今、ツールを使っていますか?それとも、使われていますか?

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

白石智之
専門家

白石智之(パソコン講師)

ideal

IT業界の現場で培った実務経験をもとに、初心者からプロ志向の人まで対応。「仕事として使える力」を重視し、人生の選択肢につながる学びを提供。課題解決力を育てる子ども向けプログラミング教室も開講。

白石智之プロはテレビ宮崎が厳正なる審査をした登録専門家です

プロのおすすめするコラム

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

人生を豊かにするITスキルを実践で伝えるIT教育のプロ

白石智之プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼