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家族を守る心柱工法の家

富永清秀

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テーマ:耐震工法

近年、水害や台風被害、地震など

災害がいつどこで起きても不思議ではない状況になっています。

水害や台風は、事前に予知して対応できますが
(予想以上の雨量など事前に対策を考えなければいけない時代になってきたと思います。)


地震に関しては、予知することはほぼ不可能で

地震が発生してからではどうにもできません。

事前に家を耐震化しておくなど対策が必要です。

今住んでいる家が古い家であれば、

耐震診断をして耐震補強することをお勧めします。





宮崎県の耐震補助








また、今から家をお考えでしたら

色々な工法がある中で 独自に考えた

「心柱工法の家」も参考にしてみてください!


特別な装置など高額な工法にしなくても

構造の原理を利用すれば高耐震な住宅が建てられます。



建物の構造の特徴として建物の揺れを止めるのに有効な形は

「三角形」を作ることです。

トラス梁


白川郷の合掌組み


三角形は部材が引っ張られると他の部材が
引き戻す力と押し返す力を発揮して釣り合おうとします。

その原理を応用したのがトラス梁や合掌組みになります。

また、2階建てや3階建ての家では上下の変形が起きます。(層間変形)


1階と2階の変形を抑える方法として

五重塔の中心にある「心柱」が有ります。


東寺の五重塔ですが今まで、何度も再建されて5代目の塔ですが、

すべて落雷による火災や原因不明の火災で焼失していて

地震や台風では倒れていないと言うことに驚きます。

文禄5年(1596年)の畿内におきた大地震のときは、

南大門、北大門、中門、食堂、講堂など低い建物や門が倒れたそうですが

55メートルもある五重塔は、倒れなかったという事です。(三浦俊良著 東寺の謎より)



この五重塔の「心柱」は

上層との変形を抑え各部材が先ほどの三角形の原理で

引っ張られようとすると押し返し

押されようとすれば引き戻す働きをして

倒れずに今も残っています。
今の五重塔は1644年再建で約380年になります。





この、「合掌組み」と「心柱」の伝統技法を
今の建物に取り入れたのが

「心柱工法の家」
New traditional technology

心柱





伝統工法の1つである「込み栓」


合掌組みのように入れた登り梁





桧の5寸角の心柱



心柱の基本構造図




4年前、熊本で起きた地震では

今の耐震基準の家でも被害が出ています。


最低でも、建物が倒れることなく

そこで暮らす家族の命が守られますように!

心柱工法の家は、
2代~3代と住み継がれる「栄える家」です。

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富永清秀
専門家

富永清秀(一級建築士)

81HOUSE株式会社(エイティワンハウス)

鉄骨造、RC造の現場監督を経験し現場の基礎を学び設計も構造図や確認申請図書、換気計算、省エネ計算など申請書作成から役所の申請まで行っています。工事の事も設計の事も安心してお任せしていただけます。

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