鍼の力 STOP! 年末の疲れ ギックリ背中に注意して!
頭痛やめまい、肺炎のような咳まで!
実はそれ、体内にこもった熱が原因?
5月に入り季節は初夏へ移行…
と思ったら、いきなりの夏日続出!
この頃、頭痛やめまいを訴える患者さまが増えています。
中には風邪でもないのに、
咳が止まらず、肺炎のようになっている方も。
体温計で計っても熱はやや高めの平熱。
でもその方の両方の脉(みゃく)をみてみると、
かなりの熱が体内に!
この時期、原因がはっきりしない体調の悪さの元は、
体にこもった熱!つまりは熱中症だったりします。
朝夕の気温差に注意 熱の貯金で熱中症予備軍に!
朝夕は冷えて、昼間は夏のような暑さと日差しの季節です。
朝は暖房をつけ、昼は半袖になりたいような暑さ。
夕方以降はまた肌寒く感じて窓を閉めた家の中、
お布団もまだ少し厚めにして寝たりしますね。
特に高齢の方は、体表の陽気が不足しがちなので、
普段から厚着・重ね着をしていて熱をこもらせてしまいますね。
汗をかきにくい冷え性の人は、
体に熱がこもっても、暑さを自覚しにくい
ので、毎日熱が蓄積されていきます。
夏は“心の氣”の季節!体の外も中も熱でいっぱいです!
東洋医学では、夏は“心の氣”の季節。
生命あるもの全てが、一番活発になる期間です
体の中で、24時間休むことなく働き続ける心臓。
この心の熱は、私たちの体全体を温めています。
でも車のエンジンでも、動き続けすぎると
熱が溜まりすぎて壊れますよね
私たちの心臓も、熱を持ちすぎて壊れないように
水冷式エンジンのように、血中の水分が冷やしてくれています。
でも、周りの陽気が盛んになり、体表の熱が高まってくると、
体内の水分が熱を発散するために消耗されて不足します。
昼間暑い時には充分な水分補給をできないでいる、
汗をかいたりしないで熱の発散が不足していくと
体内では毎日、積み立て貯金のように、どんどん増えていきます
実は熱に弱い人の内臓!蓄積すると大変な症状に!
人間の体内の内臓器は、
熱がなくてもありすぎてもダメなんです。
動かなくなってしまうんですね。
熱は、もともと上に上がる性質があります。
だから体に中でも上半身、
特に胸から上に溜まりやすくなります。
それで、頭痛やめまいがしやすくなります。
心の熱が強くなり過ぎると、
血中に熱が入り、全身の筋の疲労回復を妨げたり、
動悸がして不安を覚えたりします。
肺が熱せられると咳込みが起きて、
肺炎のようになったりします。
胃や腸の働きも、心熱によって影響を受け、
消化不良や便秘、激しい下痢を起こしたりします。
東洋医学的には、こういう症状が、
熱中症の予兆であったりすることがあったりします。
まずはこまめな水分補給。身体を暖めすぎないで!
体の中に溜まった熱は、発散することで解消されます。
まずはこまめな水分補給!
喉が渇いてから、水分をガブガブ飲んでも
ほとんどがあっという間に尿で体外に排出されてしまいます。
また、一気に大量の水を摂理すぎると、
水毒症という症状を起こしたりします。
水は二口ぐらいずつ飲んで、それでも喉が渇く時には、
ほんの少し魔を開けてまた二口ぐらい。
二口飲んで喉の渇きがおさまるまで、
こまめに摂ると良いようです。
また、朝食は必ず食べる、
特に国産大豆のお味噌を使った
お味噌汁を必ず飲みましょう!
国産大豆のお味噌汁は、夏の季節も強い味方!
大豆、特に国産大豆を原料とするお味噌で作った
お味噌汁は、日本人である私たちの体には、
即吸収されてきれいな血液を大量に作る素になります
水分の豊かな血は、心の熱を抑え、
全身をくまなく巡り、栄養を与え、
疲労物質を取り除きます。
朝に食事をとる時間がない時でも、
一杯のお味噌汁だけでも、
午前中をカバーするくらいのパワーがあります!
心熱を抑え、栄養も与えてくれる
昼間、お味噌汁の汁だけを水で薄めて持ち歩くと、
熱中症の予防にも役立ちます。
他にも、甘酒なんかも役に立ちますね。
国産大豆のお味噌で作った味噌汁パワーで夏を乗り切りましょう!
他にも夏には心熱をとるために
苦いものを食べるのが、効果的です。
ゴーヤなんかがすぐ思い浮かびますよね。
暑い地方でこの時期に好まれる食べ物は、
熱中症対策にも有効です!
スイカやきゅうりなんかの瓜科の食べ物も、
水分補給と体の熱をとるのに良いですね!
経絡治療の本治法で、体内に溜まった熱をスッキリ!
体内にこもった熱は、暑邪による熱邪となって、身体の巡りを損ねます。
東洋医学による鍼灸施術は、この身体の巡りを正しくします。
当院では、接触鍼による経絡治療の本治法で、
体内にこもった熱を取り除きます。
鍼は刺さないので、小さなお子様から、
体力のない高齢の方まで、安心して受けて頂いております。
本治法で全身の陰陽の氣の流れを整えていくと
最後に、三焦経に熱邪が浮いてくることが多く、
三陽絡というツボを使って熱を取り除くことも多いですね。
脾の経絡の処理では、大都というこれまた
熱に対応するツボや浮いた氣を下に下ろす
陰陵泉というツボを使ったりもします。
それらは、患者さま一人ひとりの脉診によって決められます。
同じ症状でも、
お一人おひとり身体の状態は違うからです。
長年治らなかった重症の症状のに対応している通常のコースの他に、
短い時間で症状をとるクイック、
1時間で全身の状態を整えるライト
の二つの、接触鍼による経絡治療コース
もご用意しております。
何年も改善しなかった症状をお持ちの方の熱中症症状の時には、
通常コースにて、しっかりと内熱を取り、
スッキリして、全身のリセットをしてみませんか?
夏はまだこれからです!
今のうちに体内にこもった熱と症状をリセット!
元気に夏を乗り切りましょう!
仙台駅前 那智が丘こんのはり灸院 仙台仮庵店
名取市 那智が丘こんのはり灸院 本店
どちらも完全予約制です。まずはお電話でお問い合わせください。
電話;022−393−4030
体調の悪い方には、往診対応もしております。ご相談ください。