鍼の力 STOP! 年末の疲れ ギックリ背中に注意して!
今年は、猛暑!熱中症に、鍼灸治療は効くの?
暑いですね〜!今年は梅雨の開けない前から猛暑の連続!
梅雨明けしてからも酷暑の毎日が続いています。
エアコンを使っていても、蒸し蒸し感は感じるし、夜も本当に眠っているのかどうか、分からないような気がしている方も多いと思います。
こうなると怖いのは熱中症ですね。外側をエアコンで冷やしてい、体内に発散できない熱を放置しておくと熱中症につながります。
なぜ熱中症は起こるのか?東洋医学の考え
夏は陽気のピークの時期。日が出ている時間が長くて気温も高く、万物は盛んに活動していく時期です。
陽気が強いので、身体を動かしやすい時でもあります。
一方、人間の体内では、心臓が24時間365日働いています。この為、心臓は熱が生じます。
この熱が人間の体を温めてくれているのですが、オーバーヒートしないように、血中の水分が心臓の熱を冷ましています。体の水分不足が起こると、この心臓の熱が過剰になって、内臓の働きに影響したり、全身の陰陽の気の流れを滞らせたりします。
全身の筋肉の疲労物質や熱をとる血が水分不足で濃くなり、血が熱を持ってしまうと、全身が固まって、思ったように手足や体を動かせなくなって、あちこちにぶつけたりしますね。
睡眠不足も体内の水分不足を起こしますし、睡眠不足・水分不足は大変危険です。
コロナ禍での熱中症の患者さんたち
三年前に新型コロナが流行した時、病院は発熱外来以外は、発熱した患者さんの来院が禁止となりました。
多くの業種の方には、時短・休業補償が提案されましたが、鍼灸やあん摩マッサージなどの職種には、何の補償もなく、回転するか休業するのかは、全くの自己責任となりました。
当院には時々、微熱状態で、体調不安を抱えた患者さんが来院されていました。
当院では「脉診(みゃくしん)」といって、左右の手首の脉を診てその方の身体の状態を知る、東洋医学の伝統的な方法で診ていましたので、夏風邪や熱中症気味なのか、悪性のウィルスなどによるものかの判断ができました。
幸い悪性ウィルスによる方は誰一人おらず、皆さん、ただの熱中症予備軍でした。まあ、インフルエンザもコロナも経絡治療で対応できますから、今となっては問題がないのですが、その頃はまだまだよく分かっていない点も多かったので、正直ドキドキしました。
患者さんは、熱と原因のわからない体調不良にもしや?と思って、黙って来ておられるし、不安を抱えて具合の悪い患者さんを見捨ててしますようだからお断りするわけにもいかず、脉診すると幸いただの熱症状。いつも通りの鍼を刺さない接触鍼による経絡治療で、体内にこもった熱をとると、スッキリした!コロナかと思って怖かったんですと告白されていました。こちらもホッとしたものでした。
熱中症、特に熱中症予備軍の体調不良には、鍼灸治療・経絡治療!
高齢者の方、冷え性の方は体表が冷えていて、うちにこもった熱を外に出しにく状態のうえ、エアコンの冷風が堪えるので、あまり冷房を使いたがらなかったり、着込んだりしてますます熱をこもらせます。
また、冷房をつけっぱなしの私たちも、体表だけ冷えて、余計に体内に熱を溜め込んでしまい、熱中症になるベースを作っています。この熱は内臓お働きを低下させ、体の血の循環を悪くして、筋肉をこわばらせて思ったような動きをできなくさせたり、骨の間を狭めさせたりして、様々な症状を起こします。
鍼灸治療・経絡治療は、体内の熱を熱邪として取り除く事ができます。経絡治療は、体の陰陽の気の流れを整え、体内の循環を正しくします。人の生命力を上げ、自己回復力を上げるのが古典的な経絡治療・伝統鍼灸の力です。特に最後に三焦経の三陽絡を処理できると、三焦と呼ばれる体内の上・中・下の内臓の熱を取ることができ、とても効果的です。
ぜひ一度、当院の経絡治療をお試しください!
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雑誌“りらく”7月号に当院が掲載されています!病院や銀行の待合室・ロビーなどにありましたら、ぜひご覧ください!