仙台の行政書士より250207心のメッセージ
本日は、シャロームの会の心の障がい者の就労支援相談会に出席いたします。
今日は田中信生先生の言葉のご紹介です。
<空の空(その1)>
五七五の俳句の最後に「それにつけても 金の欲しさよ」と付けると、どんな名句も情けなくなるというお笑いのネタがあります。旧約聖書の「伝道の書」にも、これに通ずるようなフレーズがあります。
「伝道の書」は、新共同訳聖書では「コヘレトの言葉」という書名になっています。コレヘトとは伝道者という意味ですが、中身は伝道者らしからぬ虚無的言葉が散りばめられています。たとえば、1章2節にはこう記されています。「コレヘトは言う。なんという空しさ、なんという空しさ、すべては空しい」(新共同訳)つまり、「何をやっても変わらない」「どうせムダだ」といった思いが語られているのです。



