仙台の行政書士より241101心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と宗教法人設立申請それぞれのご相談をお受けいたします。
午後は、シャロームの会の就労支援者打ち合せ会に出席いたします。
今日は鹿島しのぶ先生の言葉のご紹介です。
感謝とは、ひとことでいえば「ありがたい」と思う気持ちのこと。そんな気持ちを持ち、お互いに示し合っているのは、地球上に生きている数多くの生き物のなかで、一部の霊長類を除けば人間だけとされています。人は、まわりの人と支え合い、助け合っているからこそ生きていられる存在です。人間が長い時間をかけて進化してくるなかで、「感謝」という気持ちを持つようになったのも、そんな人間の、社会を基盤とした生き方がきっかけだったのかもしれません。ところが、人は忙しく日常生活を送っているうちに、ついついそのことを忘れてしまいがちになってきました。かつての日本社会では、地域に住む人々に仕事を手伝ってもらったり、子どもの世話をしてもらったり、あるいはモノをやりとりしたときには、「ありがとう」と感謝の気持ちを口にしていたものです。多くの人がお互いに顔を知っており、密なコミュニケーションが成立しているなかでは、それが当然のことでした。ところが、都市化が進むにつれ、とくに人口が集中している都会などでは、なかなか他者との関わりを持つことが難しくなってきました。その結果として、感謝の言葉を口にする機会も激減してしまっているように思います。