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仙台の行政書士より230329心のメッセージ

菊地茂

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 本日は午前中、建設業許可申請と相続申請それぞれのご相談をお受けいたします。
 午後は、障がい者福祉経営セミナーに出席いたします。

 今日は丸山芳浩先生の言葉のご紹介です。

 SDGs(エス・ディー・ジーズ)という言葉をよく耳にするようになりました。外務省のホームページを見ると、「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」とあり、「2030年までに持続可能でよりより世界を目指す国際目標です」とされています。伝道にもこのSDGsがあります。燃え尽き症候群にならず、持続可能な伝道は、神の力と神の方法によって成されます。
 伝道のために派遣された72人の弟子たちは、「どの町へいっても、人々があなたがたを迎えてくれるなら、前に出されるものを食べなさい」(ルカ10:8)とイエス様から言われました。
 そもそも、「財布も袋もくつも持って行くな」(ルカ10:4)と言われているのですから、彼らはお金を持っていません。当然、その家で働いたり犠牲を払い、その代償として食物を得ようという考えは浮かぶでしょう。しかし、そうは考えるなということです。人間は自分の限界の中でしかものを考えられません。すると、自分の能力の範囲内に神の働きをとどめてしまうようになります。圧倒的な神の力を、人間の理性で考えられる小ささに制限してはなりません。「あなたの知らないところで、すでに神の配慮がなされている」ということを実感させるために、出された食物は遠慮せず食べるようにと言われているのです。
 イエス様は次に、「そして、その町にいる病人をいやしてやり、『神の国はあなたがたに近づいた』と言いなさい」(ルカ10:9)と言われています。72人の弟子たちは医者ではありませんから、これは神の癒しの力を信じ、病人のために祈り、弟子も病人も両方とも実際に神の力を体験せよということです。さて、そこまで出来たなら、癒された人たちに神を信じ込ませ、全員をクリスチャンにして神の国を前進させよ…と言われているでしょうか?
 イエス様が弟子たちに命じておられるのは、「『神の国はあなたがたに近づいた』と言いなさい」(ルカ10:9)です。これだけです。しかし、これが伝道の真髄なのです。神の国はこのように近づいたと知らせ、その知らせを聞いた後、どのようにその人が判断し、どういう選択をするかは相手の自由意志にゆだねるということです。神の国を告げ知らせるまでがこの時派遣された弟子たちの責任で、受洗目標100人のノルマとか、そこに会堂を建てるまで帰って来てはいけないとか、信者グループを組織化せよなどとは要求されていません。あくまで、自分が神の力を体験し、病人のために癒しを祈り、その人が神の力を体験できたら、「神の国はあなたがたに近づいた」と伝えることまでです。神主導型の伝道。これが伝道の標準形であることをイエス様は示されたのです。
 神の力を乞い求める今日として参りましょう。

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