仙台の行政書士より241124心のメッセージ
本日は、シャロームの会の心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。
今日は田中信生先生の言葉のご紹介です。
<囲碁名人の一言>
試練に会うと、抜け出そうと努力し、工夫を積み重ねます。しかし、一旦安定するとそこに甘んじ、先に進むことが少なくなる、人間の悲しいところです。
囲碁九段の藤沢秀行氏は、「ある程度強くなり、収入が増え生活が安定すると、勉強の手を抜きがちになる。そのような棋士が打つ碁は『だまし芸』になる」と言っています。人に対しても自分に対しても安易になり、ただ勝ちたいだけの、志の低い碁になって、そこから伸びる人が少ないようです。「なぜ苦しみや悲しみがあるのか」と問う時があります。患難に遭う時、それを乗り越え、夜明けを待つ忍耐が養われます。聖書には「患難は忍耐を生み出し、忍耐は練達を生み出し、練達は希望を生み出す」とあります。
忍耐を通して練り鍛えられ、練達の境地となるのでしょう。生かされている間、日々新たに前進していきたいものです。