仙台の行政書士より241125心のメッセージ
本日は、第9回智の会の忘年会に出席いたします。
今日はマザー・テレサの言葉のご紹介です。
<美点凝視>
テレサは、何度も繰り返し言っています。
「どんなものにも、すばらしい点はある。その美しさに注目しなさい」と。
エジソンの設立した会社「GE(ゼネラル・エレクトリック社)」ですが、エジソン亡き後に経営不振で一度倒産しかけたことがあります。その時に会社を救ったのは、まさに「美点凝視」の視点でした。
経営不振に陥ったGE社は、ある時、思い切って社員に製品のアイディア募集をかけました。「我が社は危機だから、とにかく売れる製品をみんなで考えよう!」とハッパをかけたんです。その時に、ある社員がこんな製品の提案をしました。それは、「ネズミ捕りつきトースター」です。当然のように、みなにバカにされました。そんな製品売れるわけないだろう、と。
しかし、一人の役員が「なんで、その製品を思いついたのか?」と彼に尋ねました。彼の話ではトースターから出てしまうパン屑を食べに、夜な夜なネズミが出てきて悩まされていたそうです。それを聞いた役員、開発にGOサインを出しました。しかしGOサインを出したのは「ネズミ捕りつきトースター」ではありません。GOサインを出したのは「パン屑の出ないトースターの開発」でした。その「パン屑の出ないトースター」は世界中で大ヒット。GE社は経営危機から脱しました。
美点を凝視する。みんながバカにするような案件でも「何か理由があるはずだ」と美点や理由を探そうとする。その姿勢が会社を救ったんですね。「美点凝視」です。