仙台の行政書士より241125心のメッセージ
本日は、午前中建設業許可申請と永住許可申請のそれぞれのご相談をお受けいたします。
午後は、シャロームの会の相談会に出席いたします。
『ひたすら平和を求めて』 前島 誠先生
キリストの平和が、あなたがたの心を支配するようにしなさい。この平和にあずからせるために、あなたがたは招かれてひとつの体とされたのです。いつも感謝していなさい。
(コロサイの信徒への手紙・3章15)
イスラエルを訪ねる旅人が、まずはじめに出会うことば、それはおそらく「シャローム」―「平和」の意―でしょう。これはイスラエルでもっとも頻繁に用いられるあいさつのことばです。
日常の親しい者同士の軽いあいさつにも、また初対面の際にも、別れのときには二度重ねにして、いつも使われるのが「平和のあいさつ」なのです。
この習慣は、イスラエル民族が常に危険にさらされて生きてきたことを示すものです。寄留民としての砂漠の生活、アッシリやバビロンへの捕囚、一世紀におけるエルサレム滅亡と、今日までの流浪の生活。その生きるか死ぬかのギリギリの立場で、ひたすら求めつづけてきたのが「平和」でした。「キリストの平和」という聖書のことばも、迫害下にあえいでいた初代キリスト教会の人々にとっては、血を吐く叫びであったのです。
現在ミサの中で互いに交わす「主の平和」というあいさつには、このような歴史的背景があるのです。