仙台の行政書士より241125心のメッセージ
本日は、仙台市中央卸売市場管理棟会議室で開催しますNPO法人シャロームの会の第19回定期総会に出席いたします。
今日は田中信生先生の言葉のご紹介です。
<砕かれて始まる人生>
強い照明に照らされた一個の茶碗に、三百万円という値段が付いていました。家には、一個百円で買った同じような形の茶碗があります。しかし、割れてしまえば価値を失い、捨てられるだけです。
私たちは、どのようにしたら確かな人生を生きることが出来るのでしょう。それは、この地上の生活の中で、いくら位の物やお金を持っているか、あるいは学歴がどうか、どのような肩書があるかなどの価値観の、着飾る服によって生きるのではなく、それらの地上のものをかなぐり捨てて、神様の前で砕かれ、無になることが祝福の出発点です。そこから人間の力による人生ではなく、神様によってのみ支配される、人知を超えた自由な世界、本物の生き方が始まるからです。
八木重吉は、『魂』という詩で、次のように言いました。
「ふしぎなのは魂である。完い魂は腐れている 砕けている時のみ、魂は完全である」
また、聖書は、次のように言います。
「神の受けられるいけにえは砕けた魂です。神よ、あなたは砕けた悔いた心をかろしめられません」
(詩篇 五一・一七)