仙台の行政書士より241125心のメッセージ
本日は、シャロームの会の心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。
今日は田中信生先生の言葉のご紹介です。
<一円の財布①>
旧五千円札肖像で親しまれた新渡戸稲造が、東京で勉強していた11歳の時の話です。郷里から兄が訪れ、おみやげとして現金で一円をもらいました。当時の彼の小遣いは一週間20銭。生まれて初めて一円紙幣を手にした稲造は、すぐさま気に入った財布を買いました。それは、ちょうど一円でした。
あなたはこの話を聞いて、どのように思われますか。「愚かな使い方だ」、「いやむしろ賢い」等、様々な捉え方があることでしょう。では、もしあなたがこの稲造少年からお金の使い道の相談を受けたとしたら、どのような提案をなさいますか。方法、決断は無限ですから、正解は数限りなくあります。それぞれの価値観、人生観で異なり、その人なりの正解があるのです。