仙台の行政書士より241127心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と産業廃棄物処理業許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。
午後は、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。
今日は金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
<沈黙の共有(その1)>
お父さんから幼いとき虐待を受けて育った女性にかかわったことがあります。「お父さんに虐待されたあの時の自分に戻って、どんな気持ちがしたか話してみて」と質問したところ、長い沈黙に入られました。いろんな情景が思い浮かぶのでしょう。ため息をついたり、涙ぐんだり、天井を見上げたりして二十分ほど沈黙なさいました。私はただただ「うん、うん、うん」と頷きながら彼女と沈黙を共有しました。
虐待された人は、自分が虐待された事実を認めたくないものです。その時の感情を抑圧しています。そしてその抑圧した感情がもととなって心の病になるわけです。ですから「あの時の感情を言ってみて」といっても、長年無意識に抑圧していたため、なかなか言葉にならないのです。