仙台の行政書士より241127心のメッセージ
本日は、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。
今日は宮國泰斗先生の言葉のご紹介です。
<自分に戻る>
認知症予防の一つに、「回想法」というものがあります。この方法は昔の懐かしい写真や音楽、馴染み深い家庭用品などを見たり、触れたりしながら、昔の経験や思い出を語り合う、一種の心理療法です。
回想法の一番の目的は、それによってその人の「自尊心」を高めるところにあります。この方法によって、生きている実感、自分として生きてきたことへの誇りなどを取り戻していくのです。高齢の方と言わずとも、人生の中で「生きていることの意味を見失う」ことや「自分としての誇り」を見失うことは誰にでもあります。
そのような時、「過去に自分が通ってきた道」を振り返る、触ってみる、馴染みの場所に行ってみることで、「自分としての感覚」を取り戻すことが出来るのではないでしょうか?
私は今年のはじめに、少年時代を過ごした宮古島に行きました。慣れ親しんだ海を眺めていると、「自分としての感覚」がジワリと戻ってきて感動しました。「振り返り」をして自分を取り戻してみませんか?