仙台の行政書士より241127心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と国籍帰化許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。
午後は、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。
今日は高野昭先生の言葉のご紹介です。
<心に所在感(居場所)を持つ>
人は、自分のいる位置を知り、そこで生きることができると、さらに充実した人生を送ることができます。特に、私たち日本人は、仲間意識や家族意識を多く求めるところがあります。共同体の一員として、自分の所属するところをしっかりと実感できると、より豊かな生き方ができます。
最近、ある講演会に出かけました。受付で自分の名前を告げた時、名簿に自分の名が登録されてあり、安心しました。私はその場所にいていい、そして、することが与えられていることがわかると、心がとても落ち着くことを体験しました。
一人一人が分割された部品ではなく、私たちは、お互いが、なくてはならない存在として造られたのです。人間は、画一化され、統一された製品でもなく、値段を付けて売買できる商品でもありません。
私たちの置かれている立場や働きは違います。だからこそ、お互いの関係と自分の所属をしっかりと心に持つことによって、自分の必要をよく知り、輝いて生きることができるのです。あなたの代わりになれる人は、この地上には、だれもいないからです。
知り合いのご婦人は、若い時に、ご主人を海の仕事で失いました。一人娘さんを連れて再婚されましたが、そのご主人も、病気で亡くなられました。日本人が海外で一人で働いて生活を支えていくことは、その当時大変だったようです。
しかし、その娘さんもキリスト教信仰をしっかりと持ち、宣教師である男性と結婚し、ご夫婦で良き働きをされています。
私がそのご婦人とお会いしたのは、すでに、一人で老人ホームで生活をされていた時でした。ある時、そのような過去があったことを聞いて本当に驚きました。彼女は、失ったことやできなかった自分を見て失望する生き方から、心の中に平安と自分の価値を見いだし、明るく生きていらっしゃると共に、多くの人々の理解者と励まし手になられました。彼女こそ、心の中に、神に生かされている輝きをもって歩まれておられた方だと思います。
私たちも、置かれた状況は、みな、違いますが、心の内に確かな輝きをもっていきたいものです。あなたの輝きは、そこから始まるのです。