仙台の行政書士より241128心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と産業廃棄物処理業許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。
午後は、シャロームの会メンバー相談会に出席いたします。
今日は籠井淑江先生の言葉のご紹介です。
<心の傷を癒すもの>
「愛とは相手本位のために時間を与えるということである。…心病む人は自分本位の時間を治療者が共有してくれるという体験によって癒されるのだと考えられる…」。ある精神分析医の言葉です。
心病んでいた時の私は、目の前のその人がどれくらい私に寄り添ってくれるのかということに、とても敏感でした。深さ、広さ、温かさ、様々な面で相手をはかっていました。特に、相手の持つゆったりとした空気感は、不安だらけ傷だらけの私には、そこでなら息ができるというくらい、とてつもない贈り物でした。これが、この精神分析家の言う【自分本位の時間の共有】なのだと思います。もちろん、深い悲しみを聴きとってもらえることは癒しです。けれども、本気で私と向き合ってくださる気持ちも癒しとなります。「ごめんな。自分は家族を亡くしたことがないから、あなたの気持ちを充分には分かってあげられない。本当に申し訳ない。」と謝ってくださった方がおられましたが、分からないと言いながらも私のそばにずっといてくださったその方の分かろうとする心の姿勢や時間を共有してくださる優しさが沁み込んできたのは言うまでもありません。
「心理療法やカウンセリングの中核は愛である。ことに愛の欠如によって心の傷を受けた人は、愛によって癒されるしかない」という精神科医の経験に裏打ちされた言葉のとおりです。見えないけれども、愛の力は偉大です。