仙台の行政書士より241128心のメッセージ
本日は、オリーブの小路で開催いたします「子ども食堂」に出席いたします。
今日は田中信夫先生の言葉のご紹介です。
<上杉鷹山のこと>
戦前の教科書には上杉鷹山のことが記されておりましたが、戦後の教科書でお目にかかることはなくなりました。かつて、ジョン・F・ケネディが、日本人で尊敬する人物として上杉鷹山をあげた時、記者団から「いったい、鷹山とは誰か」と問われたのです。しかし、最近は、数々の鷹山についての書物も出版されています。
知られている多くの鷹山の業績の中でも、大名である藩主が鍬を手にするということは、前代未聞でした。鷹山は、自ら土の中に手を汚したのです。もちろん、農民が驚き、感激したことは言うまでもありません。
理論理屈を言うことは、まことに簡単です。日本人は人の成功を聞くと、その努力の跡を辿って何かを学ぼうとするよりも、すぐ非難しがちです。このような時代だからこそ、鷹山のような名君がいたことを覚え、実践の時としたいものです。