仙台の行政書士より241127心のメッセージ
本日は、シャロームの会新年メンバー交流会に出席いたします。
今日は田中信生先生の言葉のご紹介です。
<初心に帰って歩む>
人間国宝の刀匠、宮入昭平氏の人生は、私たちの歩みに大切なことを教えてくれます。田舎の鍛冶屋の息子として生まれ、生来鍛冶が好きで、若くして評判の鍛冶職人になりました。しかし、一介の農具鍛冶に終るのを潔しとせずに、刀匠の弟子になりました。
刀の原料の鉄を溶かし、一塊の鉄とし、それを精錬していく作業を鉄おろしと言います。宮入氏にとっては、長年の鍛冶屋生活から、自信がありました。しかし、それが成長へのつまづきとなっていたのです。彼が国宝となるにいたる一つの節目は、兄弟子の一言でした。「おまえは、なまじ素人でないからかえっていけない」と。この言葉に、身が震えたそうです。この一言で悟り、一からやり直し、名匠になられたのです。
何事をするにも、初心に帰って歩むことが、生活の大切な処方箋のようです。