仙台の行政書士より241125心のメッセージ
本日は、シャロームの会メンバー交流会に出席いたします。
今日は田中信生先生の言葉のご紹介です。
<芸に対する自信と誇り>
三遊亭円歌師匠は『授業中』という落語で一世を風靡しましたが、ある時、「授業に悪影響を及ぼす」と、文部省からクレームがつきました。これを聞いて、師匠(当時は歌奴)は怒り、文部省へ行き、役人を目の前に「どこが悪いのか、指摘していただきましょう」と『授業中』を最初から最後まで語りました。難しい顔をしていた役人も、話が進むうちにクスクス笑いだし、とうとうこらえ切れず、イスからころげ落ちそうになりました。話が終わった時に役人は拍手をし、「これからもがんばってください」と言ったのです。
昭和三十六年の芸術祭では、歌奴率いる創作落語会が文部大臣奨励賞を受賞しました。芸に対する自信と誇り、これが芸人の命と言えるのでしょう。捨て身で相手にぶつかって行く、こんな生き方を次の時代に残したいものです。