仙台の行政書士より241126心のメッセージ
本日は、異業種交流会に出席いたします。
今日は田中信生先生の言葉のご紹介です。
<存在と行為>
人間には二つの側面があります。それは、その人のいのちの部分(being)と外側の部分(doing)、つまり存在と行為です。これが、一人の人間なのです。私は毎日のように全国から電話や手紙をいただきます。その内容は、不登校や神経症、アルコール依存症、拒食症・過食症などで悩んでおられる方々からの相談です。
しかし、「いのち」beingに関する質問が案外少ないのです。どういうことかと言いますと、存在(being)に目を向けるのではなく、いのちのまわりで起こっている症状、行為(doing)についての相談がほとんどなのです。
「どうしたら、子どもは学校へ行けるようになるでしょうか?」
「どうしたら、お酒をやめさせることができますか?」
「どうしたら、テレビゲームをやめさせることができますか?」
行為についてばかりの質問が集まります。行為は問題ですが、原因となる存在が問題を抱えていることが多い、ということはあまり知られていません。外側の行為(doing)ではなく、そうせずにはいられない内側の「いのち」beingに目を向けるのです。beingに目を向けて接していくとき、人は確実に心癒されます。