仙台の行政書士より241128心のメッセージ
本日は、仙台純福音教会の主日礼拝に出席いたします。
今日は佐藤優先生の言葉のご紹介です。
<白く塗った墓>
あなたがたは、わざわいである。あなたがたは白く塗った墓に似ている。外側は美しく見えるが、内側は死人の骨や、あらゆる不潔なものでいっぱいである。このようにあなたがたも、外側は人に正しく見えるが、内側は偽善と不法とでいっぱいである。
他人を評価するときに、わたしたちはその人の肩書き、出身校、所属している組織を、無意識のうちに基準としてしまう。しかし、そのような基準で人間を判断することは間違っている。人間の外面と、内面が異なっていることがよくあるからだ。
このことを外務省にいるときに私は実感した。対外的には人格者とみられている大使が、能力のある公使に意地悪をして、古い公用車しか使わせなかったり、政治家におべんちゃらを言って、米つきバッタのように頭を下げたりする。注意深く観察すると、こういう人は、心の中に闇を抱えていた。
私を含め、人間には自分を取り繕おうとするところがある。そうやって外面だけきれいに見せても、心の闇を克服することはできない。そして、きれいな白く塗った墓のような外面を維持しながら、心の中では闇が広がり、腐敗していく。イエスは、社会的評価の高い人々に自分の内面を見つめよと繰り返し説いている。