仙台の行政書士より241129心のメッセージ
本日は午前中、仙台市シルバーセンターで開催されるせんだい豊齢学園に出席いたします。午後は、外国人採用セミナーに出席いたします。
今日は、井出かほる先生の言葉のご紹介です。
〈感情の吐露〉
三人の男の子を持つお母さんのお話です。次男と三男がテレビのチャンネル争いからケンカになりました。三男が「お母さん、もう時間だからチャンネル変えて」と叫びました。
お母さんがリモコンを取りに行くと、次男が「変えんなよ!さっきあいつとジャンケンして俺が勝ったんだ」と言いました。その言葉に頭に来たお母さんは「それが親に言う言い方!」と言って次男が座っていたソファーを思いっきり蹴りとばしました。「何すんだよ!」と次男がキレる寸前に、見かねた長男が半ば呆れながらチャンネルを変えてくれたそうです。それから次男は全く口を聞いてくれなくなってしまったということでした。
自己嫌悪に陥ったお母さんが、私にこの一部始終を語って下さいました。実はこのお母さんは、ご主人を数年前に亡くして、一生懸命にお仕事と子育てをされているのです。
お子さんのことが心配で、相談してくださったのですが、このお母さんにこそ、「ねぎらいと共感」が一番必要だったと思った私は、「もう限界、いい加減にして!」「私の気持ち分かる?」「私の苦労がどれだけ大変か分かる?」と代弁させて頂きました。それが呼び水となってお母さんは、自分の気持ちを思いっきり吐露して下さいました。もちろんお子さんには言えませんが、「感情をはき出す」ことは、心のケアには必須であると実感しました。