仙台の行政書士より241129心のメッセージ
本日は、シャロームの会「ノア」で開催されますメンバー交流会に出席いたします。
今日は、佐藤優著 人生の役に立つ聖書の名言(講談社)から一節を紹介いたします。
〈木はその実でわかる〉
木が良ければ、その実も良いとし、木が悪ければ、その実も悪いとせよ。木はその実でわかるからである。まむしの子らよ。あなた方は悪い者であるのに、どうして良いことを語ることができようか。おおよそ、心からあふれることを、口が語るものである。
「マタイによる福音書」12章33-34節
人間は、お世辞や粉飾で事実と異なることを言うことがあるが、それを長く続けることはできない。口先で調子のいいことを言っていても、どこかで必ず辻褄が合わなくなる。イエスはそのことを実によく洞察している。
ある人の話を継続的にフォローしていると、その人の考えていることが自ずから見えてくる。心の底から善意の人は、人々を和ませ、理解を深めるような話をする。これに対して、心の中に悪意を持っている人は、人々を反目させ、憎み合わせるような話ばかりする。口は悪いが、腹の中は善意だというような人はいない。たとえ冗談を装って他人の悪口を言う人であっても、そこには半分くらいの本音、すなわち悪意がある。
人の話に注意深く耳を傾けていると、その人が悪意を持っているか善意を持っているからはわかるものだ。それだから、イエスは弟子たちに聞き上手になることを勧めている。