仙台の行政書士より241129心のメッセージ
本日は、仙台純福音教会の主日礼拝に出席いたします。
今日は、白取春彦編訳『超訳 イエスの言葉』から一節をご紹介いたします。
〈他人を裁くな〉
すべて人をさばく者よ。あなたには弁解の余地がない。あなたは、他人をさばくことによって、自分自身を罪に定めている。さばくあなたも、同じことを行っているからである。
「ローマ人への手紙」2章1節
ここでパウロが呼びかけている対象は、自分たちは神に選ばれた民で律法に通暁していると自負しているユダヤ人たちだ。この人たちは、律法の基準に従って、自分が他人を裁くことができると勘違いしている。しかし、自分が神の意志を知っていると考えること自体が傲慢で間違っている。律法に通暁した自分が裁かれることはないと勝手に安全圏に身を置き、他者を裁くような増長した姿勢をパウロは激しく批判する。
こういう人は、会社や役所でも少なからずいる。キリスト教的には、自分が罪人であるという現実を自覚せずに、他者を裁くような姿勢は悪行である。自分を棚に上げて他者を裁くような人は、主観的には正義の告発者であっても、神の視座からすれば、罪に深くとらわれた人なのである。