仙台の行政書士より241127心のメッセージ
本日は、仙台純福音教会の主日礼拝に出席いたします。
今日は、白取春彦編訳『超訳 イエスの言葉』から一節をご紹介いたします。
〈秤のたとえ〉
あなたがたの量るそのはかりで、自分にも量り与えられ、その上になお増し加えられるであろう。だれでも、持っている人は更に与えられ、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられるであろう。
「マルコによる福音書」4章24-25節
イエスは弟子たちに「神の国」が実現しつつあることを伝えた。弟子たちはそれを全世界に伝える義務を負う。そのことをイエスはこう表現でしめした。人間を救済する「神の国」について正しく理解している者は、さらに多くの知識を与えられる。これに対して、中途半端にしかイエスの説く「神の国」について理解していない者は、知識を完璧に奪われてしまう。
仕事や勉強においても、中途半端な知識しかないのにすべてわかっていると理解すると、大失敗する。物事についての知識は、完全に理解しない限り、それを活用しない方がいい。外務省でロシア語の研修指導官をしていた経験に照らしても、このことは正しい。もちろん、ロシア語をいちばんよくできるのは、外国語学部のロシア語科を卒業した人だった。しかし、ロシア語未習者よりも、大学の第二外国語か第三外国語で中途半端にロシア語を勉強したことがある人の方ができなかった。生半可な知識は有害である痛感し、聖書のこの言葉を思い出した。