仙台の行政書士より241126心のメッセージ
本日は午前中、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。午後は、建設業許可申請と国籍帰化許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
〈こじれる訳〉
職場での悩みのトップは、人間関係の悩みだと言われます。「それさえ無ければ悩みの9割はなくなる」とさえ言った方がいます。
なぜ対人関係がこじれるか?よくよくその原因をたどってみると、こちら側の安心感の欠如に行きつくことが多いようです。すなわち「私を不安にさせないで」という、こちら側の無意識の構えが、人間関係をこじれさせるのです。
忙しい上司が部下に、いらだちをぶつけるように「おい、〇〇君、あの件ちゃんと進んでいるんだろうね」と言ったそうです。すると部下は、「なんで、言われなきゃいけないんだ」という雰囲気を顕わにしながら、「いや、あれは私の担当ではなくて、〇〇さんの仕事でして・・・」と顔をしかめて言い返しました。結局二人とも「私を不安にさせるな」という構えを前面に出していました。相手をおもんばかる、安心感、余裕がない。だから益々こじれていく訳です。
一方、どちらかに「あなたの不安を、私にください」と言う余裕、安心感があったら、また違った会話になるでしょう。たとえ上司に上記のように言われても、「すみません。部長、今分かりませんが、すぐ調べてきますのでお待ちください」と言えば、何のことは無いのです。また上司の方も、安心感を持って「〇〇君、あの件は、今どういう風になっているか、教えてくれないかね」というふうに言えば、部下は顔をしかめることはないのです。相手に安心感を与えるという意識が、生産的なコミュニケーションを生み出します。