仙台の行政書士より241125心のメッセージ
本日は午前中、仙台市中央卸売市場関連事業者組合理事会に出席いたします。午後は、建設業許可申請と心の障がい者の就労支援のそれぞれのご相談をお受けいたします。夕方は、仙台中法人会研修会に出席いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
〈犯人は私でした。〉
退職して間もない元警察官の方が、お子さんの課題で、大晦日の雪降る中、米沢までお出で下さいました。自立できないでいる息子さんに対して、「もっと厳しく接すれば変わるのではないか?」と最初考えておられていたようです。しかし、北風と太陽の童話のように、そうすればそうするほど、息子さんは心と閉ざします。
またこのご主人は「自分ではなく、母親である妻が原因で息子はこうなった」と信じているフシがありました。「私は悪くない。悪いのは家内だ」。そう思っていますから、毎日のように奥様と会話というよりは、説教をなさっていたようです。奥様はどんどん自身を失っていきます。
そんなご主人でしたが、カウンセリングを受け、一元の世界に触れる中で、問題なのは息子にプレッシャーを与え、妻につらい態度で接し、殺伐とした家庭にしてしまっている自分ではなかろうと、心の目が開かれていきました。
ある日、何回目かのカウンセリングのとき、真妙な面持ちでこの元警察官のご主人が、私に「犯人は私でした」とおっしゃったのです。それから、このご主人は180度変わられました。後から「あの時からすべてが変わっていきました」と教えて下さいました。
奥さまをほめ、あたたかい夫婦関係をつくることにエネルギーを注いだのです。その結果、息子さんも変えられ、先日はお父さんにプロレスのチケットをプレゼントしてくれたそうです。その御報告を伺って、私の心は温かくなりました。