仙台の行政書士より241124心のメッセージ
本日は、仙台純福音教会の主日礼拝に出席いたします。
今日は、佐藤優著 人生の役に立つ聖書の名言(講談社)から一節を紹介いたします。
〈愚かな者になれ〉
誰も自分を欺いてはならない。もしあなたがたのうちに、自分がこの世の知者だと思う人がいるなら、その人は知者になるために愚かになるがよい。なぜなら、この世の知恵は、神の前では愚かなものだからである。
「コリント人への第一への手紙」
人間は誰もが自己愛を持っている。ただし、この自己愛のコントロールがなかなか難しい。人間は自己中心的な性格を持っているので、放置しておくと、「自分が一番偉い」というような発想を持つようになる。特にその傾向は、知恵のある、頭のよい人に強い。しかもそういう人は、表面的には、自分は謙虚であるように見せるという知恵を身に付けている。イエスは、こういう、自分は知恵があると勘違いしている人を嫌った。
人間の能力には限界がある。このごく当たり前のことがわかっているならば、神の前で人間は謙虚になるはずだ。この世界でどれだけ頭がよいとみなされていようと、全知全能の神の前では、愚かな者にすぎない。この現実を知っている者が、ほんとうに知恵のある者なのである。神の前で検挙である人は、他者との関係においても謙虚である。神の前で愚かであるということを認識している者に、実は真実の知恵が宿るのである。