仙台の行政書士より241124心のメッセージ
本日は建設工事請負契約競争入札参加資格審査申請のため米沢市へ行きます。夕方は東北学院大学就職懇談会に出席いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
〈五万数千回の質問〉
「子どもは五万数千回質問する」という話を聞いたことがあります。親がその質問に答えていると、お子さん自身がだんだん自分で判断することができるようになり、親にいちいち確認することはなくなるのだそうです。
これは賛否が分かれるところですが、神経症の人の一つの特徴として、同じことを何度も何度も確認するということがあります。それは、子ども時代に親に質問するのだけれども、返事をしてもらえなかった分の取りこぼしを、神経症になって、埋め合わせようとしているのだという説があります。
あるご婦人からこんなことを言われたことを思い出しました。その方は神経症ではないのですが、私が主催する学び会に積極的に参加されていました。彼女は、よく質問をされます。それに私はできるだけ丁寧に答えていました。
ある日、そのご婦人がこんな話をして下さいました。「金藤先生、私よく質問しますけど、あるとき何で自分は質問するんだろう?と考えたら分かったんです。私の父は子供としゃべるということが極端に少なくて、娘である私は父親から自分に関心を向けてもらいたかったんだけど、なかなか父は私を認めてくれなかった。だから金藤先生を父親に見立てて、『お父さん、私を認めて。私、こんなことを思ったの。どう?』って。それに対して、先生が丁寧に対応して下さったから、自然と私の満たされたものが満たされたんです」。
質問に答えることが、人の心癒すことを学びました。