仙台の行政書士より241123心のメッセージ
本日は、シャロームの会メンバー交流会とスタッフ研修会に出席いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
〈このままでは終わらない。〉
引きこもりのお子さんをお持ちの親御さんのカウンセリングをさせていただきました。お話の後半で、導かれるように「このままで終わるわけありませんよ」と申し上げると、その親御さんは「そうですよね」と言って嗚咽されました。
もちろんTCSの理念が一元ですから「引きこもっても良し」「社会に出ても良し」なのですが、引きこもる我が子をお持ちになる親御さんにとって、いつか我が子が自立してくれることを心から願っていることがヒシヒシと伝わってきました。
「いつまで待てばいいのか」「自分も年をとってきた」「経済的にも限界がある」「社会で働いている若者を見るとつらい」「自分の育て方が悪かったのか」等々、親御さんは自問自答を繰り返しながら、日を過ごしています。
ちょっとでも我が子に良い兆候が見られると、このまま会社に出ることが出来るのではないかと期待しながら、程なくしてまた我が子が引きこもりの生活に戻ると「やっぱりダメだった」と深く落ち込まれます。
わたしたちの仕事は、心が折れそうになっている親御さんにいかに寄り添い、励まし続けていくかが常に問われます。子育ての負け組はいません。