仙台の行政書士より241122心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と心の障がい者の就労支援それぞれのご相談をお受けいたします。午後は、仙台検察審査協会の役員会に出席いたします。
今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。
〈言いたいことよりも〉
スピーチを依頼された女性が原稿を見せてくださいました。ご苦労された経験を赤裸々に告白してくださった内容に感動いたしました。私は彼女と話をする中で「自分が言いたいことではなく、聴衆が聴きたいことは何だと思いますか?」と尋ねました。そうすると、彼女自身が気付きを得て、自分が言いたいことではなく、聴衆が聴きたいことは何だと思いますか?」と尋ねました。そうすると、彼女自身が気付きを得て、自分が言いたいことではなく、聴衆が聴きたいことであろうことに焦点を当てることにチャレンジされるようになりました。
彼女は時間のある限り、それこそこちらが音をあげそうになるほど、推敲に推敲を重ね、実に8回も原稿を書き直してお持ちになりました。その内容は回を追うごとに素晴らしいものとなり、彼女のスピーチは会衆に大満足していただける結果となりました。
相手に受容させるのではなく、自分自身が相手を受容するには、時間がかかります。しかし、その時間が相手を受容していくために無くてはならないものなのです。
カウンセリングにも人間関係にも近道はありません。相手のために費やした時間、思いの分だけ相手は満足し、結果として相手の方に癒しが与えられるのです。