仙台の行政書士より241129心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と永住許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。午後は心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。
今日は、籠井淑江先生の言葉のご紹介です。
〈狭い道〉
「狭い道が好き。譲り合えるから」と言った人がいました。
車が基本の生活の中で、いつしか大きな道が当たり前になっています。すれ違うのも楽だし、面倒くさくない。生活全般で楽な生き方を選んでいた私にとって、「狭い道が好き」という考え方は新鮮であり、衝撃でもありました。それから、意識して狭い道を車でも歩きでも通れるようにしてみました。すると、徐々に自分の意識が変わっていくのが分かったのです。
「早く早く」から「遅くても大丈夫」に。「何やってるの!」から「気をつけて」に。気がつくと主語が「私」から「あなた」に変わっていたのです。
それに合わせて、言葉がけも変わっていきました。「ごゆっくり」「お先にどうぞ」「ありがとう」。ついでに少しおしゃべりしたりして、見知らぬ人と仲良くなることもありました。不思議で素敵な体験でした。
気持ちが焦ってしまうときや、自分勝手になっているとき、「譲り合える」という言葉を思い出すと、心にゆとりができます。「相手を大切にしましょう」という気持ちが甦ってきます。そして、眩しい笑顔でその生き方を教えてくれたその人のことも。
今日の「狭い道」は何でしょう。誰かと譲り合えたかな。何を譲り合えたかな。譲り合える人と出会えることも生きる喜びだなと思う今頃です。