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仙台の行政書士より181216心のメッセージ

菊地茂

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 本日は、仙台純福音教会の主日礼拝に出席いたします。

 今日は、佐藤優著 人生の役に立つ聖書の名言(講談社)から一節を紹介いたします。

 〈返礼を求めるな〉

 宴会を催す場合には、貧しい人、体の不自由な人、足の悪い人、目の見えない人などを招くがよい。そうすれば、彼らは返礼ができないから、あなたはさいわいになるであろう。正しい人々の復活の際には、あなたは報いられるであろう。
 「ルカによる福音書」14章13-14節

 どの会社においても、宴会に招かれたら、返礼するというのが常識だ。客観的に見て、返礼が不可能な貧しい人を招くことは、宴会主催者の示す愛が、互恵の精神を超えたものであることを示す。
イエスの時代にあったクムラン教団は、身体障害者を「神の宴会」から排除すると規定していた。それと対極的な姿勢をイエスは示したのである。イエスは、われわれ人間のために命を捨てたが、その返礼を何も求めていない。キリスト教徒は、イエスにならって生きるのだ。
 それから、イエスは、キリスト教徒が宴会に身内の人とか近所の金持ちだけを招くことを嫌っている。こういう宴会を行うと、愛の実践が地縁と血縁に限定されるようになり、イエスの説いた教えがユダヤ人共同体の限界を超えることができなくなってしまう危険があるからだ。
 人は例外なく罪を負っている。それだから、イエスが説く愛は相互主義を超えた神の愛で、それは本質において罪人への愛なのである。このようなイエスの教えに従う人が、終わりの日に救われるのである。

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