仙台の行政書士より241124心のメッセージ
本日は、仙台純福音教会の主日礼拝に出席いたします。
今日は、佐藤優著 人生の役に立つ聖書の名言(講談社)から一節を紹介いたします。
〈金持ちへの警告〉
富んでいる者が天国にいるのは、むずかしいものである。また、あなたがたに言うが、富んでいる者が神の国に入るよりは、らくだが針の穴を通る方が、もっとやさしい。
「マタイによる福音書」19章23-24節
ある金持ちの青年は、ユダヤ教の法律に忠実に従っている。法律に従えば確実に救われるという発想は、人間の行為と救済が交換可能であるという前提がなければ成り立たない。
イエスは、この前提を破壊しようとして、この青年に自分の財産すべてを売り払って、貧しい人々に分配せよと命じる。しかし、彼はそれができなかった。財産によって幸福が得られるという、交換を前提とする発想から、この青年が抜け出すことができなかったからだ。神は人間との交換をしない。仮にキリスト教徒が神のために命を差し出したとしても、そのこととの交換で、神が救済を与えることはない。
人の行為によって、神からの報酬が増減するという発想が根本的に間違っている。神は正しい者にも正しくない者にも等しく雨を降らせるのである。誰が救われるかということは、人間の限られた能力では理解不能だ。それだから、神からの恩恵で救われることを無条件に信じることが求められる。