仙台の行政書士より241124心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と国籍帰化許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。午後は、シャロームの会各施設の運営協議会に出席いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
〈大きなストレス〉
ウツの人がいると、周りの人は良かれと思って、旅行に連れ出すことがあります。気分転換をすれば、すこしは気持ちが晴れると思われるでしょう。ところが、当事者にとって、ウツ状態が続いているだけでもストレスなのです。どんなに風光明媚な絶景であっても、旅行すること自体がストレスです。これでウツと旅行の二重のストレスになります。さらに旅行に連れ出してくれた人にも気を使わないといけません。またウツになりやすい人は基本的に「ノー」が言えません。結局誘われると、旅行に行ってしまい、ますます具合が悪くなってしまいます。
あるお父さんからご報告がありました。ご自身の娘さんがウツ状態なので、「先日二人で気分転換のために旅行に行ってきました」とおっしゃるのです。それを聞いて、「お気持ちは分かりますが、それだけはしないで欲しかったです。ご本人は何も言わないと思いますが、ウツで苦しんでいる方にとってそれは大きなストレスなのです」と私は申しあげました。
しばらくして、私がそう言ったことをこのお父さんは娘さんに言ったそうです。そうするとあまりしゃべらないお嬢さんが「お父さん、私そのカウンセラーの人に会ってみたい」と言ったそうです。それを聞いてウツの人にいきなり旅行は大きなストレスになることを再確認しました。ウツで苦しんでいる人に関わるときは参考にして下さい。