仙台の行政書士より241125心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と心の障がい者の就労支援それぞれのご相談をお受けいたします。午後は、障がい者グループホームセミナーin仙台に出席いたします。
夕方は異業種交流会に出席いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
〈ダブルスタンダード〉
クライエントの方の中には激しい「自罰感情」を持ち、自分へのダメ出しをなさる方がいます。そんなとき、お話を聞き終わった後で、私はこう切り出すことがあります。
「お話を聞かせていただきましたが、もし私の隣にあなたと全く同じ経験をした人が座っているとします。その友人にあなたは何と言ってあげますか?」。そうするとクライアントの方から「よくここまでがんばってきたね。もうそんなに自分を責めること無いよ。そのままで良い。もう生きているだけで十分なんだから」という、あたたかい言葉、存在を肯定する言葉が、あふれるが如くに出てくるのです。
「自分に厳しく、人に優しく」というダブルスタンダードがそのクライエントに存在することがそこで分かるわけです。そこで私は、クライエントの方の言った言葉をなるべく暗記をして、クライエントの方に言います。「よくここまでがんばってきましたね。もうそんなに自分を責めること無いですよ。そのままでいい。生きているだけで十分なんだから」。そうすると、ほとんどのクライエントの方が涙されます。
そこで私は申し上げます。「このあたたかい言葉を金藤の言葉として申し上げましたが、実は、あなたご自身が言ったことなんですよ」。すると、今度はクライエントの方は、涙から笑顔になって、「もう少し自分を大切にしようと思います」と言って帰って行かれました。
「人に優しく、自分に厳しく」のダブルスタンダードから「人に優しく、自分にはもっと優しく」という一元のスタンダードに変換したいものです。