仙台の行政書士より241126心のメッセージ
本日は、仙台純福音教会の主日礼拝に出席いたします。
今日は、佐藤優著 人生の役に立つ聖書の名言(講談社)から一節を紹介いたします。
〈罪のない者は誰か〉
あなたがたの中で罪のない者が、まずこの女に石を投げつけるがよい。
「ヨハネによる福音書」8章7節
これは、姦通の現場でとらえられた女性をパリサイ派や律法学者がイエスの前に連れて来て、「この女を法律に従って石打で死刑にすべきか」と問いかけたときのイエスの反応だ。
このときイエスの対応が実に見事だ。地面に座って、指で土の上に文字を書く。ここには、女性を連れて来た人の悪事が書かれている。それを見て、「まずい」と思ったパリサイ派や律法学者は、一人ずつ去っていく。そして誰もいなくなった。もはや誰もこの女性を告発していない状態をイエスが作り出した。その上で、「わたしもあなたを罰しない。お帰りなさい。今後はもう罪を犯さないように」とイエスは言って、女性を自由にした。
人生において、過ちを一度も犯さないような人はいない。われわれに重要なのは過ちを摘発し、弾劾することではなく、過ちを悔い改めさせ、再発を防止することであると、イエスは行為によってわたしたちに伝えてるのである。