仙台の行政書士より241126心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と永住許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。午後は、心の障がい者の就労支援のご相談をお受けいたします。
今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。
〈 完全とは何か その② 〉
自分の弱さや不十分さの実体を知るものにとっては、完全になろうとすることは、何か重く感じるのではないでしょうか。完全は神のみであり、人間にはおよそ到着不可能だと考えるからです。しかし、聖書の真意を理解するなら、あなたの人生に豊かさが増し加えられていくことでしょう。
新約聖書の原典はギリシャ語ですが、この「完全な」という言葉の原語は、ヘブライ語の「シャレム」からうまれました。これは、「自然なままの状態」という意味の言葉です。旧約聖書の申命記には、神のために祭壇をどのように築くのか、その方法がていねいに記されています。石に鉄のノミなどを当てない、自然のままの石で築くことが命じられています。普通、大切な祭壇を築くのであれば、不必要なところをノミで削り落とし、形を整えて祭壇を築くと考えます。しかし当時の人々は「掘り出されたままの原石(エヴァン・シェレマー)」と呼んで、それで祭壇を築いたものです。形も大きさも不揃いな石を積むのは、かえって手間がかかります。しかし「完全」とは、人間が手を加えたものではなく、「造られたままの姿」と旧約の人々は考えました。(申命記27:5~6)