仙台の行政書士より241126心のメッセージ
本日は、仙台純福音教会の主日礼拝に出席いたします。
今日は、佐藤優著 人生の役に立つ聖書の名言(講談社)から一節を紹介いたします。
〈医者を必要とするのは〉
丈夫な人には、医者はいらない。いるのは病人である。
わたしがきたのは、義人を招くためではなく、罪人を招くためである。
「マタイによる福音書」9章12節/13節
イエスは、徴税人のマタイに弟子にならないかと声をかけた。当時のパレスチナのようなローマ帝国支配下の属領において、徴税人は一定地域の徴税権を前払いの入札によって購入する請負人だった。実際に徴収する額は、請負人の裁量に委ねられていたから、いわばピンハネをする徴税人は住民から嫌われていた。徴税人のマタイを弟子にしたことについて、パリサイ派の律法学者がイエスを避難する。これに対して、イエスは「丈夫な人には医者はいらない。いるのは病人である」と反論したのである。
人間は、すべて原罪を負っている。罪人という点で、人間は神の前ですべて平等なのである。自分が他の人よりも優れているというパリサイ派の思い上がりをイエスは厳しく批判する。人間は、誰一人例外なく罪を負っているので、正しい人は一人もいない。この現実を見つめた上で、神の恩恵によってのみ人間が救われることをイエスは説いている。