仙台の行政書士より241127心のメッセージ
本日は午前中、建設業許可申請と産業廃棄物処理業許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。午後は、田子西複合施設の打ち合わせ会と仙台市中央卸売市場関連事業者組合の理事会にそれぞれ出席いたします。
今日は、籠井淑江先生の言葉のご紹介です。
〈奇跡のパクチー〉
日本列島を、次々に自然の猛威が襲っています。築き上げてきたものが、一瞬にして取り去られるのを見るにつけ、人間の小ささを思います。そんな中、「奇跡のパクチー」という記事を見つけました。
川のそばの田畑が豪雨によって水没し、農作物が全滅したそうです。収穫を目前にしての全滅、どれほどショックだったことでしょう。ところがその後、豪雨の少し前に植えたパクチーの種が芽を出したというではありませんか。地上でどんなことが起こっているのかなど知らないその種は、土の中で、ただ無心に根を張り、発芽の準備をしていたのです。種にしてみれば、ごく当たり前のことをしていただけです。
けれども、それは絶望に打ちひしがれていた人々の希望となりました。これは、存在そのものが奇跡であり、希望であるということだと思わされました。
ふと、『置かれた場所で咲きなさい』という故渡辺和子先生の言葉を思い出しました。先生は、「“こんなはずじゃなかった”と思うことが次から次に起こる時にも、その状況の中で“咲く”努力をしてほしい」と言われます。
かけがえのない唯一無二の存在は、そのままで奇跡であり希望です。さらに、その命を輝かせるために、「置かれた場所で咲く努力をする」ということは、植物と共に人間の特権なのかもしれません。まだまだ不平不満が出やすい私ですが、「私」という存在、「あなた」という存在のかけがえのなさに、心の目を開いていきたいと思います。