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仙台の行政書士より181028心のメッセージ

菊地茂

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 本日は、仙台純福音教会の主日礼拝に出席いたします。

 今日は、佐藤優著 人生の役に立つ聖書の名言(講談社)から一節を紹介いたします。

 〈施しをするときは〉

 あなたは施しをする場合、右の手のしていることを左の手に知らせるな。それは、あなたのする施しが隠れているためである。

「マタイによる福音書」6章3節-4節

人間は、仕事であっても勉強であっても、評価を求める。ユダヤ教もそうだ。ユダヤ教においては、施しなどの善行が積極的に奨励された。人間は善行を自由意思によって行う。それだから、善行には法律を守る以上の積極的な宗教的意義があるとされた。そのためにラビ(宗教的指導者)たちも、隠れた善行を勧めた。もっともラビたちはそのような善行が、算定、評価可能と考えた。しかし、こういう動機があると、善行は見返りを求める偽善になる。
 善行を行うときに「右の手のしていることを左の手に知らせるな」というイエスの姿勢は、善行によって他者の賞賛を受けようとする態度を戒めるだけでなく、神から報いを受けるという発想も根源的に断ち切っている。イエスが説いたのは、人間が悔い改めて、イエス・キリストを通じて神を信じることだ。信仰によってのみ、人間は救われるのである。善行を含むあらゆる人間の行為は救済に関係しないのである。

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