仙台の行政書士より241128心のメッセージ
本日は午前中、田子複合施設の関係打ち合わせ会に出席いたします。午後は、「健康長寿社会と地域共生まちづくりセミナー」に出席いたします。
今日は、諸富祥彦著 「本当の大人」になるための心理学よりご紹介いたします。
多くの中高年は今、自分の生き方に迷いは不確かさを感じています。どう生きればよいのか、確信を得られなくなっているのです。
40歳、50歳、60歳になってはみたものの、自分の内面が相応に成熟し、豊かになっているとは思えない。「若々しく元気で活躍すること」ばかりが重要視される風潮の中にあって、それに変わる新たな価値観を見いだせずにたたずんでいる。そうした中で、中高年がいかにして真実の人生を生きることが可能かを考えたい。
大人であることが困難な社会の中で成熟した大人であることはいかにして可能か。たった一度しかない人生の残りの時間を、真に満たされる人生としてまっとうしていくことはどのようにして可能になるのか。
多くの人が生活の中で実感しているように、「何か大切な物にとことんこだわりぬくこと」「執着しぬくこと」においてこそ、充実した魂は顕現するのです。
「執着」「孤独」は、しばしば老いた人間の姿を悪し様に言う際に用いられる言葉です。しかし、私は、「魂を込めて、何かにとことん執着し抜くこと」と「深く孤独を生きること」こそが、中高年が内面的に成熟し、かつ、充実した日々を生きるために最も大事なものであると思っています。それは、ひとつのいのち、としての使命です。